次の製作は戦艦ミズーリです。「？」と思われるかもしれません。これまで頑なに大日本帝国海軍の艦船を作り続けてきながら、何故今更敵国の艦船に手を出すのか？変節したのか？大和魂はどうした！とお叱りをうけるかもと思いつつ、作ります。 　実は完成後は贈答用の作品になります。氷川丸を見た友人が模型の船っていいね、と言うので、なら一隻作ろうかということになりました。その際の御指名が「戦艦ミズーリ」だったという次第。仕様は東京湾バージョンです。ポツダム宣言を受け入れ東京湾に入港してきたミズーリに乗りこむ重光葵の姿が目に浮かぶ… 　そうなれば作らねばなりません。ただディテールアップはライオンのエッチングパーツのみです。細かな改造が出来るだけの腕も知識も米艦船についてはありません。 　丁寧に作る、それだけを念頭に製作開始です。

Ø 船体

Ø 船体2

Ø 船体3

Ø 艦橋ブロック

Ø 艦橋ブロック２

Ø 艦橋ブロック３

Ø 主砲

Ø 主砲２

Ø ラッタル

Ø 主砲３

Ø 艦橋ブロック４

Ø エッチング工作物

Ø 連装機銃

　　

船体
	船底パーツに錘を載せます。大きさは大和級より大きいようです。
	横の補強材を付けて、左右の船体パーツを付けます。この辺りの大きな部品の精度は、悪いのですが舶来品とは比較になりません。ピッタリ歪みなく合います。これが当たり前だと思っていた訳ですが、改めてタミヤ製品の精度に感謝感激です。
	艦首と艦尾の甲板を接着します。中央部は艦橋ブロックなので付属品が多くこの段階では取付出来ません。 　組み立てや塗装の順番も戸惑いますが、考えながらゆっくり進めます。 　しっかり養生をして次は船体塗装です。
船体2
	500番のサフを噴きます。
	贈答用なのでいつもより余計に乾燥後、つやけし黒を全体に噴きます。この上からネイビーブルー、ヘイズグレイを塗り重ねます。先につやけし黒を塗っておいて、上手くやれば小さい模型ながら影の部分が強調できるらしいのですがどうなりますか…
船体3
	マスキングテープを外し塗装済みの船体が現れます。
	下から ・つやけし黒 ・ネイビーブルー ・ヘイズグレイ 　に塗り分け完了です。 　ヘイズグレイ部分に少しつやけし黒の下地が見えています。
	次回からは艦橋ブロックのパーツを組み立てます。細かい部品を付ける前に船体に一回仮置きしておきます。 　かみ合わせが悪い部分を少し削って調整しました。
	甲板に指定の色を筆塗りしておきます。 　甲板の塗装は細かい部分はあまり拘らず、艦橋ブロックを載せるときに一緒に仕上げます。
艦橋ブロック
	艦橋ブロックのベースを組み立てます。
	エッチングに換装する部分は切り落としておきます。
	ラッタルの部分を切り落としたり、壁面のモールドも一部削り落してベースの受け入れ態勢は完了です。
	今回始めてエッチングパーツを使います。相変わらずライオン製はペラペラした柔らかいパーツで組み立ては慎重にやらないといけません。
	作業は集中して一気に片付けます。
	ヘイズグレイで塗装して今日はここまで。横から見える部分はヘイズグレイ、上から見える部分は甲板と同じ色に塗り分けですが、このまま甲板に接着するか、甲板の色を塗るか、載せる部品を組み立てるか、今後の手順を悩んでいます。
艦橋ブロック２
	依頼製作の方は急がず淡々と進めています。エッチングを艦橋ブロックのパーツに装着しています。久々の1/700のエッチングは小さい！眼も指も限界です。
	ここらでブロックパーツに装着するのでベースのヘイズグレイを塗装します。
	しかし、タミヤも米戦艦の煙突は抜いていますが、日本艦は塞がっていてひと手間余計に掛かる状況を放置。またブルワークも薄いので削る手間も不要です。 　なんとか日本艦も早く何とかして欲しいものです。
	ポリキャップを仕込んだ主砲砲台も組み立てておきます。 　上から見える部分を筆塗りしてから艦橋ブロックパーツを取りつけます。
艦橋ブロック３
	艦橋ブロックの上から見える面にフィールドブルーとつやけし白を５：２に混ぜた色を塗装していきます。 　エッチングの関係である程度組み立てているので、けっこう苦しい場所では、はみ出しもあります。ヘイズグレイでタッチアップしないとダメそうです。
	ここらが終われば主砲に入ります。
主砲
	主砲の製作に入ります。砲身の換装と付属パーツの取り付けです。 　塗装前に船体に置いてみました。
	一番、二番主砲です。
	三番です。二番、三番にはまだ手すりや砲座が付いていません。
	ポリキャップなので回ります。 　昭和20年7月17日に日立（多賀地区、勝田地区）に艦砲射撃を行って、住宅地にも全壊637棟、半壊1059棟、死亡者317名、重軽症者367名、行方不明者9名の被害を与えました。 （だから、米艦船は作りたくないのです）
	ここらです
主砲2
	エッチングの装着完了です。12cm砲も10個作ってしまいます。
	この12cm砲ですが、小癪にも7個のエッチングパーツを付けなければなりません。結構な手間です。
	サフ、ヘイズグレイと塗装して養生します。今日はここまで。
ラッタル
	ラッタルは全部で3種類24個です。真中の円形が10円玉の大きさになります。一気に組み立てて塗装しておきます。
	上は手すりのエッチングです。ついでにこちらも一緒に塗装します。
	艦橋ブロックにラッタルを付けました。ここらはすいすい進みます。
主砲３
	主砲の塗料が乾いたので、上面と砲身に筆塗りで色を付けます。 　後は側面に脱出用のボートが付きますが、先に船体に主砲を取りつけました。
	三番主砲です。
	艦容がだいだい定まってきました。実際は無数の機関銃を付けるのでそちらが大変そうです。
	12cm砲塔の上面を塗ります。これを付けてから艦橋ブロックに手すりが付いて、ようやく船体に接着出来ます。 　今日はここまで。
艦橋ブロック４
	船体に乗せる前の仕上げに入ります。高角砲と手すりを付けてしまいます。機銃などは後でまとめて接着します。
	どうも新しいカメラを使いこなせていません。色合いが変化してしまいます。
	手すりを写そうと思うのですが上手くいきません。 　取り敢えず全部付いたという事で船体に接着します。
	船体に接着後、主砲横の救命筏を付けます。これから小物を取りつけていきます。 　今日はここまで。
エッチング工作物
	機銃を作る前に大きなエッチングの工作物を作っておきます。
	カタパルトです。日本海軍と違って付属物が沢山あります。
	水上機を収容する艦尾のクレーンです。これも形が違います。
	ヘイズグレーで塗装して置いてみました。他の部品もあるのでまだ取り付けません。
	パラボラアンテナです。これも日本海軍には無い装備です。 　プラ棒や真鍮線が手元にありません。mini07さん方式でシャーペンの芯を使います。
	折角のエッチングの造形が埋まらないように注意して塗装します。 　今日はココまで。
連装機銃
	連装機銃を含め機銃を沢山作らなくてはなりません。 　試しに連装機銃を作ってみます。防循と二連装機銃が２つ、ベースが１つです。
	解説図を見ながら組み立てますがライオンの図は相変わらずかなりいい加減です。まあ、その程度の知識も無いなら使うなということかも。
	今回は2セット作りました。
	黒鉄色を塗って2番3番主砲の上に接着しました。どうやら大きな問題はなさそうです。 　そうと分かれば、あとは黙々と作るのみです。
	気が付いた時にクレーンを接着しておきました。フリーにしておくと、その内に失くしたり壊したりしそうです。カタパルトは下の救命筏を付けないと接着できません。 　今日はココまで。