「三笠艦橋の図」の舞台

　戦艦「三笠」を作るの「その３」です。あまり早く作ってしまうと次が無いと心配していましたが、「艤装工場地帯セット」を昨年末に購入してしまいました。けれど、作り急いで雑になるまでの理由はありません。

　じっくりと作りこんで行きたいと思いますが、何分にも純正パーツとエッチングを越えるだけの腕も知識もありません。目の前のパーツを淡々と組み上げていきます。

　今年の12月からの「坂の上の雲」第二部からいよいよ三笠の登場です。それまでには何とかなる…多分。今年も頑張りましょう。

平成21年作り納め

船尾部品取り付け

キャットウォーク、副砲

小船

ボートダビット

手すり

後部艦載艇

前部甲板

マスト

空中線

仕上げ

収納
番外編

衝動買い

平成21年作り納め
	平成21年の作り納めに甲板上の小部品をまとめて取り付けます。また、艦首の錨関係とボートダビッドも付けます。部品が多いのでランナーからの切り出しを間違えないように説明書にチェックをしていきます。
	バリ付きのパーツです。
	左右や前後を間違えやすい部品は別に管理しておきます。
	ダンボールに前後と左右の大まかな部品の配置に合わせて両面テープを貼ってバリを取った部品を乗せていきます。
	錨のダビッドにはエッチングパーツを取り付けます。
	このパーツの網目にはスミ入れをします。拭き取りタイプが便利でした。
	塗装してしまえばあとは取り付けだけです。後部甲板の出来上がりです。
	艦首部分の出来上がりです。
	浮き輪だけ筆塗りでつや消し白と赤で仕上げます。 　平成21年はここまで。
船尾部品取り付け
	船尾のキャットウォーク（手すり付き）の取り付けです。オリジナルのプラパーツに手すり部分をエッチングで取り付けます。
	手すり部分を取り付けです
	「みかさ」のネームプレートをエッチングで取り付けです。デカールは最後にまとめて貼り付けます。
	見張り台と一緒に取り付けです。 　進み方が隔週のDeAGO模型のペースのようですが、年度末で何かと忙しいこともあります。まあ、期限があるわけでもないのでゆっくり行きます。 　次は舷側のキャットウォークです。
キャットウォーク、副砲
	必要なプラパーツを切り出します。
	副砲の砲身は金属パーツに換装します。
	キャットウォークのエッチングパーツと一緒に塗装します。
	あとは船体に接着するだけ。
	キャットウォークと船体を結ぶ「棒」も付けて作業終了。副砲は外向きにしました。
	上から見た今回の作業部分です。
小船
	艦載艇を取りつけます。まずは小船のパーツを切り出します。
	エッチングパーツに換装する「台」の部分を削ります。
	エッチングを取りつけます。
	全部つけ終わりました（「台」を削ってから取り付けるので結構時間が掛かりました）。
	大きな内火艇は甲板を一工夫。写真中央の甲板のパーツを船体に被せるのですが、船体の中をパテで埋めて木目を印刷した紙を張り付けます。
	塗装して、木目の紙を貼りました。甲板のプラパーツから甲板上の構造物を切り出します。 　いつもは甲板との境界の塗り分けに苦労しますが、これなら楽勝！（手間はそれ以上に掛かったので、実際は楽ではありませんでした）。
	塗装した前後の構造物を載せたところ。
	艦載艇の完成です。
	三笠に載せて出来上がり。
ボートダビット
	例によってプラ部品をランナーから切り離します。
	滑車のエッチングパーツを装着します。
	500番のサフを吹いてから、佐世保色を塗装します。
	船体に取りつけて、横木を渡します。エッチングが純正パーツではないためか、腕が悪いのか、この辺りになると横木の長さなどは現場合わせになってしまっています。
	横木に縄梯子のエッチングを取りつけます。
手すり
	さて、ここで大問題発生！エッチングパーツの確認をしているとボートデッキに手すりがあったりしました。既に艦載艇やボートダビットを取りつけているので難工事になりましたが、なんとかパーツ間を取りまわして接着できました。
後部艦載艇
	後部艦載艇を取りつけるのに、今度は順番を間違わないよう、手すりを先に付けてから、ボードダビットを接着しました。
	写真の順番を間違えたのではなく、ボードダビットを外しました。理由は、取り付けてから気付いたのですが、艦載艇を取りつけると、後部主砲が撃てません！日本海海戦仕様なのでこんなバカな状態はあり得ません。 　説明書には、後部デッキの艦載艇をつけるか、つけないかを「選びます」とありますが、「つけない」しか選択肢はないでしょう、ハセガワさんしっかりして下さい。 　後は、錨鎖と前部甲板の手すり、マストに空中線です。赤城もあるのでボチボチ作ります。
前部甲板
	錨鎖を指示の長さに切り出して、軍艦色２を筆塗りします。
	甲板上の所定の位置に取りつけます。
	錨の頭とベルマウスの間に接着します。
	手すりを付けて出来上がり。 　艦首の作業の残りは、旗竿と菊の御紋が付く程度です。
マスト
	いよいよ最後の大物のマストです。
	佐世保色で一気に塗装できる部品をエッチングも含め取りつけます。
	艦橋にも使ったマントレットのパーツを見張り台に取りつけました。あとは空中線を張りますが、今日はココまで。試しに三笠に仮置きして次回の作業を待ちます。 　これで艦影は出来上がりました。
空中線
	艦首と艦尾のマストを真鍮線で換装しておきます。 （※相変わらずDeAGOは土日だけモデラーを大切にしない。土曜日に待ちぼうけを喰らわされている。しかし、よくよく考えれば三笠が完成直前で止まっていた。三笠を作りながら赤城のパーツを待つことにした。）
	後は張り線図に従ってひたすら延ばしランナーを張っていきます。煙突とマストを支える線はワイヤーらしく張った後で黒鉄色に塗ります。
仕上げ
	最後の仕上げはデカールと旗です。艦尾の「さかみ」デカールです。
	日本海海戦時なので旭日旗を揚げておきます。
	艦首の菊の御紋と水深メモリのデカールです。
	最後はZ旗を揚げて完成です。
収納
	出来上がった三笠を専用のケースの収めます。ディスプレー台にデカールを貼ります。
	ケースの台に載せます。
	アクリルケースを被せて収納完了です。坂の上の雲第二シーズンに間に合いました。来年のやまつくオフ会に持ち込みたいものです。 　展示室はいずれまた。

日本陸軍

２８糎榴弾砲（砲兵４体付属）

平成２２年の年末はこれで年越しだ！

衝動買い
	まっつんさんではありませんが、つい、衝動買いというやつをやってしまいました。買ったのはピットロード製「日本陸軍２８糎榴弾砲（砲兵４体付属）」です。以前から知っていましたが、現物を目の前にして、やってしまいました。 　今年はNHK「坂の上の雲」第二シーズンで、いよいよ日露戦争に突入ですが、海の三笠、陸の２８糎砲と勝手に考えて、今年の冬休みはこれに挑戦！（いいから、赤城作れよ！）
	細かく彩色指示書が付いています。殆どの色は艦船模型用に集めた色で対応できそうですが、ジオラマ風に仕上げようと思うと、それなりに準備が必要になりそうです。
	こんなものまで資料で入っていました。読んでみると結構興味深い内容です。第一次大戦や日華事変などの後年の戦争でも活躍したことが書かれていました。 　こちらの内容も製作記事に合わせてご紹介。