ジオラマを作る

「神戸港の決戦」

　神戸で暮らした約一年、何を作ろうかと悩んで思いついたのが、ウルトラセブン「ウルトラ警備隊西へ」のクライマックスシーンでした。神戸港に現れたキングジョーをウルトラセブンとウルトラ警備隊の連携プレーが撃滅します。

　キングジョーのジオラマは沢山のモデラーさんが製作していますが、あくまでもこのジオラマの主人公はウルトラ警備隊です。その後のMAT,TAC,ZAT等々は優れた戦闘メカを与えられながら、その役回りはただの花火屋に過ぎず、ちょっと反撃を受ければ、「脱出！」の一言で高価な戦闘メカを使い捨てにしているだけの存在でした。

お前ら、もっと先輩を見習え！

　港町神戸を舞台に、効果不明の「ライトンR30爆弾」なる新兵器を渡されてバズーカ砲一門とジープ一台でペダン星人の無敵のスーパーロボット「キング・ジョー」に立ち向かうアマギ、ソガ、フルハシ隊員の姿を中心にジオラマにしてみました。

見送り隊のキリヤマ隊長、アンヌ隊員、土田博士、ドロシーアンダーソン博士、マービィ諜報員が待機する倉庫が45年前の姿で摩耶埠頭にあったという事実に驚愕しつつ、ロケ場所の探索を行った先人の努力に感謝し、実地調査の結果をジオラマに反映させることができました。まさかこの地に立つことができようとは…感無量の一言です。

　その「構想一瞬、製作10か月」のジオラマがようやく完成しました。展示室を作りましたので、御用とお急ぎでない方はお立ち寄りください。

追記1　展示ケース到着しました。ココをクリック

追記２　スイッチをつけ直ししました。ココをクリック

新兵器到着
	新兵器として注文していた品物が到着しました。大きな荷物で部屋に入りきれません。 　コワレモノ注意に上積厳禁とあります。はたして…
	中を開けると緩衝材に包まれた透明な箱が出てきました。 　ウルトラセブンにも「寒さ」という弱点がありました。我が家のセブンにも「ホコリ」という大敵がいます。大きくなってしまったジオラマなので既存のケースはなく特注品です。 　「閑散（かんさん）」と同じくアクリル工房さんに依頼しました。
	値は張りましたがぴったりと収まりました。アクリル工房さん有難うございました。 　「その瞬間」をパクッ！と閉じ込めてしまったようです。透明なのでケースの存在が気になりません。 　しかし、バ菅の「閑散（かんさん）」と同じく怪しい影がフラッシュ撮影すると出てきます。 　これでオフ会に行けそうです。
締め出し…
	これで完成かと喜んでいたのですが、最後の最後になって気付いたことが…ギミックのスイッチです。 　点灯しようとスイッチに指を、と思いきやそこにはアクリルの壁が。そう、スイッチはケースの内側でした。
	色々と考えて急遽スイッチを外側に付け替えることにしました。 　場所は底しかありません。強度を保つために出来るだけ小さくまとめてスイッチボックスを作ります。
	底に穴をを開けてボックスをはめ込みます。スチレンボードの厚みが1.5cmあるのでこれを最大限活用します。
	スイッチをコネクタで接続するようにしていたは正解でした。 　新しいスイッチボックスのコネクタにつなぎ替えます。 　これでケースを被せても底のスイッチでギミックを操作できます。
	ケースを被せた状態でLEDギミックを点灯してみました。スイッチの問題は何とか修正できました。 　ヤレヤレ…