「つい」と軽い気持ちで始めたジオラマ作りですが結構大がかりな作業になってしまいました。簡単そうに思えた模型も始めてみると意外に山あり谷ありで苦労してしまいます。

　「面白うそうだから」と思ったまでは良かったのです。ですがそれを形にするのは大変だったりする訳で、後悔しつつも形が出来てくると、ついついその姿を愛でてしまいます。

　改造車の製作があと少しですが、実際はジオラマにするにはまだまだ作業は続きそうです。

　その２のスタートです。

目　次

Ø 気分転換

Ø 看板３

Ø フロントガラス

Ø ドア

Ø ドア２

Ø ステップ

Ø 運転席

Ø マイク

Ø 壊す！

Ø マイク２

Ø 壊す２

Ø 壊す３

Ø 考える

Ø ジオラマベース

Ø 道路

気分転換
	家籠りで春の空気もすっていません。そこで少し行楽らしきものに出かけてきました。 　このコンビニは…そう、あの日に皆が集合した湯の花温泉の入り口のコンビニです。
	やってきたのはオフ会の会場に使った湯の花温泉保津川亭松園荘です。 　「湯婆ば出るでぇ〜」と社長が言ったフロント前の作りはそのままです。仲居さんに聞いてみると保津川下りの船宿や船をイメージした造りだとか。
	入り口で石の大きな亀さんがお出迎えです。
	さてお風呂を楽しんだ後はお待ちかねの夕食です。カバーにも亀が。
	お品の良い料理でした。メインは丹波牛の焼き肉です。
	朝食も豪華でした。週末と年度末をゆっくり過ごした後は仕事や作業が待っています。
看板３
	看板を支える金具が大き過ぎるようです。もう少し小さい金具に換えないといけません。
	縦横が半分の大きさで、強度確保の接着面積を増やすために工夫をしています。
	資料とも合わせて、こんな高さで丁度良さそうです。
	ナンバープレートも付けました。
フロントガラス
	フロントガラスを裏からつや消し黒と車内色で塗ります。
	つや消し剤で白い跡を付けてクリヤーで周囲にひびを表現してみました。 　左右にはグリップも付けます。
	看板を載せてみました。 　今日はココまで。
ドア
	右のドアは厚みを付けて壊れた状態を表現できるようにします。
	窓ガラスは多分割れたのですが、枠は残っていると思われます。プラ材で準備しておきます。
	さて、この車のドアですが、良く見ると随分と普通の自動車と異なっています。前輪の全面を覆うようにドアがあります。前方部分が下に下がっていて、そこに何があるのか悩んでいましたが、調べてみるとトラックと同じでステップがあるようです。
	ということでステップを付けました。ただ、この辺りはいずれ壊しますので敢えてバンパーと付けて形を調節するようななことまではしません。
	厚くしたドアの内部構造部分が上手く車体本体に嵌ることを確認してパテの養生を待ちます。 　今日はココまで。
ドア２
	大和魂さんからハイエースのドア付近の資料を頂きました。有難うございました。 　内張りのパテも硬化したので作業を進めます。窓枠も貼りつけました。
	プラモの車体のこの辺りは実車とは違うので可能な限り近づけることで良しとします。
	ドアをはめ込んで養生し、いよいよ「壊し」ます。
ステップ
	大和魂さんから頂いた運転席入口のステップの写真です。こういう写真が全く見つからず困っていました。 　有難うございました。
	できる範囲で似せてみます。汚く壊す箇所なので表面の処理を省いています。 　申し訳ありません。m(_ _;)m
	気付いたのでルームミラーを付けておきました。激突痕もつや消し剤の養生が終わったので適当に削り落します。 　今日はココまで。
運転席
	やる夫君が運転席に座りました。アームレストにアンプを載せます。
	迷惑なスピーカーに音声を送るアンプはアームレストにセットしてあるようです。 　後ろの席との間にマイクを収納するバーもあるようですので後で作ることにします。
	車体を載せてみました。やる夫君は殆ど目立ちません。
	何をしているかもよく見えません。
	他のお友達と一緒に撮影です。 　今日はココまで。
マイク
	4枚上の資料写真を参考に後部座席のマイクを付けます。先ずは運転席の後ろにバーを渡します。
	2mmのプラ棒に綿棒の綿を丸めて球にて付けます。
	黒鉄色を塗ります。
	端材で枠を付けてバーに接着します。アンプとの間にコードを付けます。（これは後で）
壊す！
	さてドアを壊します。 　実はこのハイエース君は優しい自営業のオジサンが使っていました。穏やかな日も、雨の日も、風の日も、毎日オジサンと楽しく仕事に出掛けていたのです。 　しかし、主人公の経済失策のため経営が苦しくなった所に、原発事故のあおりでオジサンのお店は行き詰まり、資金繰りのため、泣く泣く身売りされてしまいました。 　中古車として売られてたのが、何の因果か選挙カーに改造されてしまったのです…
	…と、見てきたような話は置いておいて、資料写真を見ながらドアをばらしていきます。
	切り離したドアの破片を接着剤で付けます。しっかり養生してから断面を処理します。 　今日はココまで。
マイク２
	マイクコードの養生が終わりました。
	アンプを固定してマイクとコードでつなぎます。 　アンプですらベルトで固定していたというのに、助手席の人は…
壊す２
	ビニールにサフを厚めに吹いて、その上から車体色を塗装します。数日前から養生していました。
	ビニールを動かすとパラパラと塗料の膜が剥がれおちてきます。
	ドアの下地が出ている（ように色を塗った）部分の周りに塗料の膜の小片を貼っていきます。多少オーバーになっています。 　適当に汚れも付けます。
	車体に貼ってみました。少し前方窓枠部分の形が違うので後で修正しますが、大体良さそうです。
	全景です。 …騒音をまき散らし後ろ指を指される仕事をするのはハイエース君には苦痛でした。しかもこの男のために…その怒りと悲しみを天の神様は分かってくれたのでしょうか？無慈悲な一撃が主人公に下されました。 　さて選挙も終わってハイエース君はどうなったのでしょう？実は神様の粋な計らいで、巡り巡って優しいオジサンのお店に帰ってきました。景気も段々と良くなってきそうです。 　めでたし、めでたし。
	主人公と並べてみました。 　今日はココまで。
壊す３
	ちょっと壊したドアを修正しました。あまり拘ってもどうかと思うのでこの辺りにしておきます。
	ドアミラーにもこすった跡があります。
	バックドアのミラーとワイパーも付けておきます。
	ついでにフロントのワイパーです。 　残りは助手席のバックミラーですが、ここに謎があります。 　今日はココまで。
考える
	次ステップに進む前に少し考えてみることにしました。ただ脳内のプランがそのまま実行できることは殆どないので手も一緒に動かしながら考えます。 　スチレンボードとサンドペーパーを手元に用意します。
	スチレンボードにサンドペーパーを両面テープで貼ります。
	1.5cm角に切り分けます。
	縁を軽くヤスリ掛け。くたびれた感じを出します。
	サフ、つや消し黒を塗った上に明灰白色、つや消し剤を塗ります。
	スチレンボード上に両面テープを貼って並べます。
	先ずは被災犬を載せてみます。
	やっぱり地面が出来ればジベタリアンに座ってもらいます。
	主人公はこんな感じです。 　もう少しウエザリングが必要でしょうか?考えてみます。 　今日はココまで。
ジオラマベース
	B4の額縁を使ってジオラマのベースにします。
	B4のプラ板に2mmのスチレンボードを重ねて、佐世保色で塗ります。
	額縁に挟んでベースになりました。ここからスタートです。
道路
	先ずはハイエース君が停まっている道路から作ります。 　どうやって作るかと道を歩きながら下ばかり見ています。傍目には余程悩みがあると見えて心配させてしまったかも…つまらないことを考えていました、申し訳ありません。 　2mmのスチレンボードを6mm幅に3枚切って重ねます。
	2cmに切った＃240のサンドペーパーを貼ります。
	サフを吹いて塗装します。同じく短冊に切った#240のペーパーを脇に並べて貼ります。 　タミヤのP180のフィニッシュペーパーに塗装して、アスファルトにします。
	白線をマスキングして描きます…というところで大失敗！ 　サンドペーパーにマスキングテープは無力でしたorz 　テープの下に塗料が浸み込みました。
	作戦変更です。サンドペーパーにつや消し白を塗って貼りました。 　塗料が付いてしまった部分は色を塗ってごまかします。ガス管工事（水道管でも良いのですが…）の跡です（負け惜しみ）。
	ハイエース君を載せてみました。 　今日はココまで。