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（その２） 「あんたもしつこいねぇ、歩合制なんだから数こなさないとペイに響くんだよ。バイトの私にそんなこと説明させないでくれる。今は死にませんって診断して、湿布でも貼ってろって指示したんだから、あんたの保険の効く範囲のことは終わっているので、もう帰ってくれ！ああ、早く梅コースに行きたいな〜」 「じゃあ湿布薬の処方箋下さい。」 「まだいたの？保険財政も厳しくってさ、市販薬で治るなら自分で買えってことになってるのを知らないの？まあ、私にも血も涙もある証拠に、病院系列の薬局の割引券あげるよ。院長の口癖じゃないが『Save your money!』だ、ハッハッハ」 「ふざけんな！医療制度がどうなっているなんて、知ってるわけないじゃないか！テレビじゃ何も言ってない！」 「医療制度に関心がない？10年前、あれだけTPPがもめている時に、医療制度が壊れるぞって僕らが言っていたでしょう、混合診療がダメだって言っていたでしょう？何の関心も持たずにアンタは民主党に一票入れて、医者叩きを喜んでやっていたでしょう、全部そのツケだよ」 こんなこと言われて、とうとう私も切れてしまった。 「この野郎！何でも人のせいにしやがって、もう我慢できない！病院ごと訴えてやる！」 |