DeAGOSTINI
赤城を作る　No.4

赤城の連装機関砲（ハセガワ赤城用）

　DeAGOSTINI赤城の製作記録「その４」です。なのに、週刊誌はまだ13号までしかきていません。「その３」開始時に心配した粉との戦いは始まってもいません。ネットでいろいろと指摘を頂いたり、資料を頂いたりと改造のネタが付きません。これもソリッドモデルの楽しみ方です。

12mカッター

指揮所

艦載機ケース
	火曜日にペリカン便でデアゴから荷物が届きました。12，13号が金曜日に届いていたので、14号かと思ったら、全員プレゼントのケースでした。

	さっそくケースに艦載機を入れてみます。一番大きな97式に合わせてあるので、ピッタリです。

	一方、零式はスカスカ。

	99式も少し余裕があります。

	前回、デカール無しで終わった97式ですが、一応デカールとキャノピーまで終わっています。
連装機銃サイドデッキ
	97式のギミックでヤスリの使い過ぎによる腱鞘炎のダメージから回復するのに時間が掛かりました。とにかく痛いので、こういうときは安静が第一です。　ようやく痛みも無くなったので、機銃とサイドデッキに取りかかります。　以前と同じく、底部の補強材とブルワークを薄くします。作業的には、削りが９に貼りが１です。でも、やっぱり手が痛い…

	後ろからの写真です…う～ん、何だろう、この違和感…

	他のサイドデッキと比較して判明しました。うっかり3mmではなく5mmのプラスリットを使っていました。　手の方に意識が行っていてこんな間違いをしてしまうとは…トホホな気分です。

	気を取り直して3mmに貼り替えました。次はココに載せる機銃です。
連装機銃サイドデッキ～その２
	ハセガワ赤城のこの部分には、手すりとネットがエッチングで付いています。適当なパーツで付けておきます。

	台が出来たので、載せるものを作ります。大和魂さんからの資料を見ながら手元のジャンクからフィーダー線やプラパーツを適当に付けて行きます。

	この連装機銃を何色に塗るかは議論のあるところですが、SBSでは佐世保色の指定です。さすがにそれは無いだろうということで。今回は黒鉄色で塗りました。

	望遠鏡パーツと一緒に佐世保色で塗ったサイドデッキに設置します。

	船体に付けてしまったら見えない角度からの写真です。弾薬入れは後でまとめて作ります。
12mカッター
	まだ、手のケアがあるので、なるべく負担の少ない工作にしておきます。12mカッターなら大丈夫かとやってみました。工夫の余地は余りありません。舵の取っ手を付けて、舵の面を薄く削った程度です。　カラーリングは資料が無かったのでネットの作例を見ました。何例か見ても統一的ではなかったので、最大公約数的な塗装にしています。

	ハセガワ赤城で余った艦載艇の「キカア」のデカールを貼ってみました。アンダースケールですが読めるので自分的にはセーフです。
12mカッター～その２
	カッター内部の色が単調で物足りなかったので、木目にしてみました。船底部と前後の部分は木目を前後の方向に、桁の部分は左右の方向になるようにしています。

	木目をデカール用紙に印刷して貼り付けているだけです。ただ、桁の部分が外せないので、溝の数だけ細いデカールを貼り付ける必要があります。家具を置いたままカーペットを敷き詰める（どんな例えだ…）ようなもので、結構時間が掛かりました。　オールやロープは未だ思案中です。
１４，１５号
	今回は「削り」がメインです。艦首と艦尾の木材ブロックを削ります。取り敢えず、パーツをしっかりと接着しブロックにします。

	艦尾のブロックもこんな感じです。

	悩んでいるのはこの部分。15と書いてある面と、9番のフレームの高さが揃うまで底面を削れ！との仰せです。　しかし、フレームの高さとは、出っ張りの部分までなのか、それとも出っ張りの間の部分までなのか分かりません。　SBSの写真では間を示しているようにも見えますが、悩んでしまいます。　取り敢えず、しっかり接着するまでは時間があるので考えます。

	機銃はボチボチ作りますが、20フィートサンパンを作ってしまいます。　タンにつや消し黒を少々という指示ですが、以前に使った木目デカールで木目調に仕上げます。外面を貼りましたので、しっかり乾いて内部と舵の取っ手を付けます。　ブロックもサンパンも乾くのを待つので、今日は、ここまで。
艦首、艦尾ブロック
	先行販売で製作されている方のブログを見ると、18号で艦首ブロックの上に被せる板のパーツが来るようで、9番フレームの上部の出っ張りが板の穴に入るようです。　したがって、艦首ブロックの15番の面は、出っ張り間の高さに揃えるのが正解のようです。ブロックの接着剤も固まったので、底を削って調整しました。

	U字の板は艦首から後方に直線的に斜めに削れ、との指示です。SBSで書かれているようにマスキングテープを使ってやると、思ったよりは簡単にできました。

	段々になっているブロックの側面を削ります。いよいよ粉との戦いが開始です。　この段階では、あまりツルツルにまではしません。大和の時の経験からは、この段階では、外板に一回目のヤスリがけをした程度に止めておいて問題はないでしょう。どうせ、船体の仕上げで、窪み埋め→ペーパー→サフ　を何度か繰り返すことになります。

	船体の長さはほぼ大和と同じになりました。15号で艦首、艦尾のブロックが終わるのも大和と大体同じペースです。　大和の雑誌を見ると、船体に「段々状態の」ブロックを取り付けてから削っていました。付ける前に削った方が遥かに楽です。前回の反省があったのでしょうか？　しかし、外板を貼る段階では接合部の処理があるので、船体に接着ておいた方が良さそうに思いますが。悩みどころです。
機銃座（右前）
	連装機銃をまた作りますが、機銃座を作ってお迎えの準備です。手すりは敢えて支給品を使いません。1/350のエッチングを参考に0.3mm真鍮線で作ります。

	方位盤照準装置は、1/350を参考にして丸い足台に枠をつけてから接着します。1/700のエッチングを流用です。　このパーツは14号の説明では機銃射撃式装置とありますが、12号で画面右上に見える望遠鏡のようなパーツが射撃装置と書いてあります（14号では「方位盤照準装置」になっています）。　やっぱり14号の記載は逆と思います。こういうことがあるので、SBSの指示通りに、やり直しの出来ない作業には踏ん切りがつかないのです。

	いつものように補強板も換装しています。この部分は小さかったので、補強板の穴は各一個だけしか開けられませんでした。
指揮所
	機銃座の塗装をするので。一緒に指揮所の塗装をします。この部分には4.5m測距儀等の小物があり、ここで作っておきます。4.5m測距儀の支給品は円筒形ですが、1/350では妙な形をしています。　プラ板を削って作ります。

	1.4倍に拡大した出来上がりです。

	他に２つ望遠鏡のようなパーツを適当なプラ材で作って付けておきます。ブルワーク内に仕切りがあるようなので付けました。　後は機銃座と一緒に塗装の予定です。その前に機銃を３つ作らねば。
連装機銃その２
	D掲示板で連装機銃が話題になっています。今週は３機連装機銃を作るので、少し詳しめに記録を残しておきます。　大和を作った時の手すりの支柱となった真鍮線の残りで銃身を作ります。放熱部分にはリード線をほぐした線を巻きつけます。

	足場です。下にあるのは断面が凹のプラ材です。これを少し斜めに薄切りにします。

	機銃座の椅子の下あたりに接着です。

	足場に真鍮棒を立てて、円盤とクランクを付けます。

	銃身はキットの金属パーツを切り取り換装です。白い台座のはさっきの凹プラ材を使って作ります。

	ここまでのパーツを組み立てます。閃光覆は爪楊枝の先です。

	問題の照準器ですが、赤城の活躍した頃には無かったという話ですが、敢えて着けます。材料はホチキスの針とリード線をほぐした線です。後ろに見えているピンバイス用のφ0.7mmのドリルに線を巻いて円を作ります。ホチキスの針の曲がりを使って照準器らしく形を作ります。　ホチキスは商標で、一般にはステープルです。機関銃を会社の名前からホチキスと呼称することもあるようです。

	これで形が出来上がりましたが、閃光覆が大きすぎるので小さくしておきます。

	黒鉄色を筆塗りして出来上がり。後は機銃座を佐世保色で塗装して載せます。今日はここまで。
サイドデッキ
	今週は雑誌が来ない週なので、溜まっていた作業をまとめてやります。パラベーンのデッキに手すりをつけます。艦橋他のパーツですが、使わなかったのでそのまま残っています。後で付けるよりも、この段階の方が奇麗に仕上がります。　雑誌のモデルの写真でもこの部分には手すりが付いていますが、接着面がサイドになって目立っています。　ここは折り返しで接着です。日頃の1/700用に比べれば3倍の大きさで楽でした。

	バラベーンと巻き上げ機を付けます。この部分には後で小さなクレーンが付きますが、上部のデッキとの距離が分からないので、当面はココまでです。手すりとラッタルとの関係が分からない部分は少し「切りしろ」を残してあります。

	裏の補強材はいつも通りに換装です。

	ここまで溜まっているパーツを一気に塗装します。下地処理はサフ500番です。

	佐世保色で塗装しました。一つ一つ塗装するのに比べて塗料を節約できました。

	先に作って置いた連装機銃を取りつけます。

	光学系機器のレンズ面を黒とクリアで入れます。これで支給されたサイドデッキのパーツは殆ど終了です。

	殆どということは全てではありません。10号の左前のサイドデッキが残してあります。作業は1/350の完成品を見ながら進めていますが、明らかにこの部品は1/350と違います。指揮所のパーツを鏡に映したようなパーツですがどういうわけか、こんな半分に切れたような形です。そんな訳で、このパーツについては、しばらく様子見です。
翼もどき再び
	翼の折畳みギミックは、まだ諦めていません。前回作ったのは直角まで曲がりましたが、97式ではもっと曲がる必要があります。あれこれ考えてようやく翼もどき（改）までできました。　前回と同様、表面上には大きな突起はありません。

	裏面です。どうしても、折り畳む部分の切れ込みは見えてしまいます。

	折畳みの様子です。これは前回の90度までの状態です。99式には此処まででも使えます。

	そして、今回の改良で折り畳んだ最大の曲げです。これなら97式にも使えそうです。次回の配布で試してみます。
サイドデッキについて
	10号のサイドデッキについてD掲示板に質問を載せたところ、飛行隊長さんから明快な御回答をメールにて頂きました。やはりハセガワの方が正解のようです。有難うございました。　ということで、このパーツは自作しないといけません。取り敢えず、形は写真の通り○○のパーツ図を拡大○ピーして入手できました。（下）　問題はナマコ板（滑り止め床）です。さあ、どうしたものか思案中です。

	形が分かればプラ板から削りだして作れます。指揮所は左と同じにプラ板を重ねて，中を空洞にしてあります。（並べてみると干物みたいですが…）

	悩んだ滑り止め板も付けてみました。材料は…最後に

	今後のこともあるので佐世保色で塗ってみました。船体に付ける側は現場合わせになります。下の補強材もそれまでは付けられません。望遠鏡や測距儀は付けてもどうせ取れてしまうので、船体側の加工が終わってからの取りつけとします。

	指揮所の部分です。作り方は左と同じなので、考える時間分だけは早くできました。滑り止め板の感じも、なんとか許容範囲内でしょうか？　このサイドデッキが付く部分の船体が出来るまで、しばらくこのままです。

	滑り止め板の正体は網戸のメッシュです。24メッシュが大体似たような大きさでした。模型用のエッチングメッシュだと相当に高いものですが、これだと近くのホームセンターで約400円でした。　左の部品は金属パーツでしたが、右は全てプラパーツです。サイドデッキの左右が見た目は似ていますが、持ってみると重さが結構違うので、作りながら自分でも違和感を感じてしまいます。　ファイルが重くなったので、その４はここまで。